
緊急連絡先・ご家族に保証会社から連絡が来た方へ
公開日: 2026年7月25日
この記事はこんな人向けです
- ・家族や知人の賃貸契約の「緊急連絡先」になっている
- ・保証会社から突然電話が来て驚いている
- ・支払い義務があるのか不安
- ・本人のために何ができるか知りたい
最初に、いちばん大事なことをお伝えします
賃貸契約の「緊急連絡先」になっているだけの方には、家賃を代わりに支払う法的義務は一切ありません。 緊急連絡先は「本人と連絡が取れないときの連絡窓口」にすぎず、契約書に連帯保証人として署名・捺印した保証人とは全く異なります。 保証会社から支払いを求められても、断ることができ、断っても法的な不利益はありません。

突然の電話で驚かれたと思いますが、落ち着いてください。あなたに支払い義務はありません。以下の3ステップで対応すれば大丈夫です。
連絡が来たときの対応(3ステップ)
- 1
相手の会社名・担当者名・用件を確認する
「どちらの会社の、どなたですか。どのようなご用件ですか」と確認します。このサイトで着信番号を検索すれば、実在する保証会社の番号かどうか確認できます。
- 2
「本人に連絡するよう伝えます」とだけ答える
これで十分です。あなたの勤務先・収入・住所を聞かれても答える義務はありません。支払いを求められたら「私には支払い義務がないと理解しています」と冷静に伝えて構いません。
- 3
本人に連絡し、早めの折り返しを促す
保証会社が緊急連絡先に電話しているのは、本人と連絡が取れないためです。「早く折り返した方が大ごとにならない」と伝えてあげてください。責めるより、解決策を教えてあげる方が解決が早くなります。
こんな場合は相談窓口へ
「支払い義務がない」と伝えても執拗に支払いを迫られる、深夜早朝に何度も電話が来る、 職場にまで押しかけると脅される——そのような場合は、通話を録音した上で以下に相談できます。
- 消費者ホットライン — 局番なし188
- 国土交通省 — 家賃債務保証業者登録制度の窓口
- 法テラス — 無料法律相談(0570-078374)
登録業者には業務適正化のルールが課されており、悪質な取り立ては行政指導の対象になります。
ご家族の滞納を助けたい場合
義務はありませんが、本人を支えたい場合は以下のページを本人に共有してあげてください。 公的支援や無利息での工面など、本人が自力で解決できる選択肢がまとまっています。

本人を責めるよりも「こういう制度があるよ」「電話の仕方はこうだよ」と具体的な情報を渡してあげる方が、解決が早くなります。
よくある失敗パターン
❌ 焦って代わりに支払ってしまった
支払い義務がないのに、電話の圧に負けて立て替えてしまった。一度払うと「この人は払ってくれる」と認識され、次回以降も請求が来る可能性がある。
❌ 本人に伝えずに無視し続けた
「面倒だから」と本人に伝えなかった結果、本人の滞納がさらに悪化し、最終的に法的手続きに進んでしまった。早めに伝えていれば解決できた。
❌ 電話で個人情報を答えてしまった
動揺して自分の勤務先や収入を答えてしまった。答える義務はないので、「お答えする必要はないと思います」で問題ない。
本音のQ&A
Q. 緊急連絡先を引き受けたことを後悔している。解除できる?
A. 緊急連絡先の変更は、本人が管理会社に申し出れば可能な場合があります。本人に「別の人に変更してほしい」と伝えてみてください。
Q. 連帯保証人と緊急連絡先の違いが分からない
A. 連帯保証人は契約書に署名・捺印し、本人と同等の支払い義務を負います。緊急連絡先は連絡窓口にすぎず、支払い義務は一切ありません。
Q. 電話を無視し続けても大丈夫?
A. あなたに法的な不利益はありません。ただし、本人の状況が悪化する可能性があるので、可能であれば本人に一言伝えてあげてください。
Q. 保証会社が「裁判になる」と言ってきた。自分も巻き込まれる?
A. 緊急連絡先のあなたが裁判の当事者になることはありません。裁判の対象は本人(と連帯保証人がいればその人)です。
この記事を読んだあなたが今日やること(1つだけ)
本人に連絡して「保証会社から連絡が来たよ。早めに折り返した方がいいよ」と伝えてください。 もし本人が「どうすればいいか分からない」と言っていたら、このサイトの電話対応ガイドを教えてあげてください。
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