総合支援資金 — 毎月15〜20万円を無利子で借りる方法

総合支援資金 — 毎月15〜20万円を無利子で借りる

このページはこんな人向けです

  • ・失業して、家賃だけでなく生活費全体が足りない
  • ・再就職するまでの数ヶ月間、生活を支えるお金が必要
  • ・緊急小口資金(10万円)では足りない

「今月だけ足りない」方は緊急小口資金(10万円・無利子)、 家賃だけが問題の方は住居確保給付金(返済不要)の方が合っているかもしれません。

かんたんに言うと、どういう制度?

失業中の生活費を、毎月まとめて貸してくれる制度です。

  • 毎月15〜20万円 — 単身なら月15万円以内、2人以上の世帯なら月20万円以内
  • 最大12ヶ月間 — 原則3ヶ月、延長で最大12ヶ月まで
  • 無利子〜年1.5% — 保証人がいれば無利子、いなくても年1.5%(消費者金融の12分の1)
  • 返済は10年以内 — 据置期間6ヶ月の後、10年以内に返済
住居確保給付金と組み合わせて使うのが一般的です。住居確保給付金で家賃をカバーし、総合支援資金で食費・光熱費・通信費などの生活費をカバーする形です。

自分が対象か確認する(4つの条件)

1

失業等で収入がない(または大幅に減った)

離職・廃業した、または休業・シフト減で収入が大幅に減少した状態。自己都合退職でもOK。

2

低所得世帯である

世帯の収入が少なく、生活の立て直しに資金が必要な状態。明確な年収基準は公表されていませんが、「家賃+生活費が払えない」状態なら該当する可能性が高いです。

3

自立相談支援機関の支援を受ける

申請時に「自立相談支援機関」(市区町村の窓口)で支援プランを作ってもらう必要があります。難しいことではなく、窓口で一緒に計画を立ててくれます。

4

他の公的貸付を受けていない

生活保護を受けている場合は対象外。ただし失業保険(基本手当)や住居確保給付金との併用は可能です。

いくら借りられる?

世帯人数月額上限3ヶ月合計最大(12ヶ月)
単身15万円45万円180万円
2人以上20万円60万円240万円

※ 必要な額だけ借りることができます。上限いっぱいまで借りる必要はありません。

申請から振り込みまでの流れ

全体で2〜4週間程度かかるのが一般的です。

STEP 1所要: 1時間程度

自立相談支援機関に相談

市区町村の「自立相談支援機関」に行きます。状況を聞いてもらい、支援プランを一緒に作ります。住居確保給付金も同時に相談できます。

STEP 2STEP1と同日〜数日後

社会福祉協議会で申請

自立相談支援機関から社会福祉協議会を紹介されます。必要書類を提出して正式に申請します。

STEP 32〜3週間程度

審査

社会福祉協議会が書類を確認し、都道府県の社会福祉協議会で最終審査が行われます。

STEP 4審査後〜翌月

振り込み開始

審査に通れば、毎月あなたの口座に振り込まれます。最初の振り込みは審査完了の翌月からが一般的です。

「2〜4週間は長い」と感じるかもしれませんが、住居確保給付金と同時に申請すれば、家賃は給付金でカバーしつつ、生活費は総合支援資金で補うことができます。

窓口に持っていくもの

  • 1

    本人確認書類

    運転免許証・マイナンバーカード・保険証など

  • 2

    住民票(世帯全員分)

    市区町村の窓口で取得

  • 3

    収入・資産が分かるもの

    通帳(全口座)・給与明細・離職票・確定申告書

  • 4

    離職を証明するもの

    離職票・退職証明書・廃業届など

  • 5

    賃貸借契約書

    家賃額の確認用

  • 6

    振込先口座の通帳

    あなた名義の口座

  • 7

    印鑑(実印)

    連帯保証人を立てる場合は保証人の実印も必要

全部揃わなくても相談はできます。まず窓口に行って、何が必要か確認してください。

よくある失敗パターン

「支援プラン」が面倒そうで申請しなかった

「支援プラン」と聞くと大変そうですが、実際は窓口の担当者が一緒に作ってくれます。「仕事を探す」「ハローワークに通う」程度の内容で、難しいことは求められません。

住居確保給付金だけ申請して、生活費が足りなくなった

住居確保給付金は家賃だけをカバーします。食費・光熱費・通信費が足りない場合は、総合支援資金を同時に申請すべきです。窓口で「両方使いたい」と伝えてください。

消費者金融で生活費を借りてから制度を知った

総合支援資金は無利子〜年1.5%。消費者金融は年18%。月15万円を3ヶ月借りた場合、消費者金融だと約4万円の利息がかかりますが、総合支援資金なら0円〜3,400円程度です。

よくある質問

Q. 住居確保給付金と同時に使えますか?

A. 使えます。むしろ同時に申請するのが一般的です。住居確保給付金で家賃をカバーし、総合支援資金で生活費をカバーする組み合わせです。窓口で「両方申請したい」と伝えてください。

Q. 保証人がいなくても借りられますか?

A. 借りられます。保証人がいれば無利子、いなくても年1.5%で借りられます。保証人なしでも審査に通ります。

Q. 失業保険をもらっていても使えますか?

A. 使えます。失業保険だけでは生活が成り立たない場合、不足分を総合支援資金で補うことができます。

Q. 返済はいつから始まりますか?

A. 据置期間が6ヶ月あります。つまり借りてから6ヶ月間は返済なし。その後10年以内に返済します。月々の返済額は借りた総額によりますが、45万円借りた場合で月4,000円程度です。

Q. 審査に落ちることはありますか?

A. あります。主な理由は「返済の見込みがない」「他の制度で対応できる」場合です。ただし落ちた場合は、他の制度(生活保護など)を案内してもらえます。

Q. 何に使ってもいいですか?

A. 生活の立て直しに必要な費用であればOKです。家賃・食費・光熱費・通信費・医療費・就職活動費など。ギャンブルや借金の返済には使えません。

今日やること

お住まいの市区町村の「自立相談支援機関」に電話してください。

電話で伝えること:

「失業して生活費が足りません。総合支援資金と住居確保給付金について相談したいのですが」

窓口が分からない場合は「(お住まいの市区町村名) 自立相談支援機関」で検索すると出てきます。

住居確保給付金と同じ窓口で申請できるので、1回の訪問で両方相談できます。

「審査に時間がかかる」「今日中に払う必要がある」場合は、 申請と並行して一時的にお金を用意する方法もあります。